あらすじ

魔王が倒れ、戦乱の終わった世界。
商機を嗅ぎつけた旅商人ヨハンナは、各地に残る“英雄の石碑”を巡る巡礼ビジネスを思いつく。

その道中、英雄ゆかりの地で彼女が拾ったのは、白く小さな珍妙な魔物――エル。

猫のような顔に角、羽、器用な前足。
妙に賢く、死んでも近くの石碑から蘇る不思議な生き物だった。

地図販売、巡礼商売、土産物開発。
ヨハンナはエルを客寄せに使いながら各地を巡り、次々と商機を生み出していく。

だが旅の中で、吟遊詩人が語る英雄譚にエルが嫌悪を示し、石碑の前で震え、古い戦場で涙を流すことに気づく。

やがて見つかる、呪いを一時的に解く遺物。

白い魔物の正体は――
世界を救い、そして誰にも救われなかった“英雄” エリオス だった。

これは、
止まれない女商人と、終われなかった英雄が、
各地の石碑を巡りながら“生き直し方”を探す旅の物語。

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アルファポリス
アルファポリス2026/05/31
  • 現在の作品呪われ勇者と行商人の終末街道