あらすじ

近未来の戦場では、人間の代わりに無人装甲歩兵が最前線へ立つようになっていた。 東部国境の旧工業都市ゾルナ。日本派遣観測小隊の津上怜は、十二体の無人装甲歩兵を指揮していたが、戦術マップ上に存在しない十三番機が現れる。 記録も、整備履歴も、機体登録もない。 しかしその灰色の機械は、敵を誘導し、失われた避難者の位置を示し、十年前に届かなかった任務完了報告を今も送り続けていた。 それは幽霊なのか、壊れた兵器なのか。 それとも、人間の代わりに最初の一メートルを進まされた機械たちの、残された祈りなのか。 黒煙を吐く無人兵器と、戦場に残された未完了任務を描く、近未来怪異戦場譚。

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小説を読もう2026/06/01
  • 現在の作品灰色の戦線に立つもの