あらすじ

人間は、案外簡単に消える。 事故や病気の話じゃない。 昨日まで隣にいた人間が、まるで最初から存在しなかったみたいに消えてしまうことがある。 少なくとも尾鹿葛葉は、そういう話を何度も聞いてきた。 都内の片隅にあるBAR『命の灯火』。 夜になると、行き場を失った人間たちが集まる。 酒を飲み、愚痴を吐き、誰にも信じてもらえない話を置いていく。 最初はただの噂だった。 酔っ払いの作り話。 誰かの勘違い。 そう思っていた。 だが気付けば、その話の続きを知る人間は誰もいなくなっていた。 これは、一人の男と怪異の記録。 そして、人が人でなくなっていく物語である。

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小説を読もう2026/06/01
  • 現在の作品命の灯火