あらすじ
高校二年生の水瀬蒼(みなせ・あおい)は、父を亡くしてから「未来」を考えることが苦手になっていた。
進路希望調査も白紙のまま、毎日をただ消費するように過ごしていたある日、蒼は海沿いの無人駅で、不思議な少女・篠崎凪(しのざき・なぎ)と出会う。
凪は毎日同じ時間に駅へ来て、「もう来ない人」を待ち続けていた。
「待ってる間だけは、ちゃんと好きでいられるから」
そう語る凪に惹かれていく蒼だったが、彼女にはある秘密があった。
止まってしまった時間の中で生きる少女と、未来へ進めない少年。
ひと夏の終わり、二人が選ぶ“さよなら”の形とは――。