あらすじ
AIが国を管理する近未来の日本。
四院崩乱から四十年が経ち、街は整い、世界は発展した。 だが、この国には「存在しない人間」たちがいる。 戸籍を持たず、御柱の管理台帳にも載らない——籍なしと呼ばれる者たちが。
刈夜はその一人だ。 通り名だけを持ち、刀一本を頼りに、始末屋として生きてきた。
彼女の刀には奇妙な力がある。 斬った相手の「最後の瞬間」が、刀身に数秒だけ映し出されるのだ。
ある夜、いつも通り依頼を受け仕事をこなしたその瞬間、刀身にある女の顔が浮かんだ。
刈夜はその女に心当たりがあるようで……?