あらすじ
1974年、オイルショックの時代。
(もうすぐ三者面談だけど、わたしの進路はもう決められてる。でも別の道を選ぶ理由もない。このまま両親の望む相手と結婚して、子どもを産んで生きるんだろうな。あーあ、ノゾミさんの歌じゃないけど「わたしのリズムで」生きられたらいいのに)
都立隅田西高校三年生の坂 真優美(さか まゆみ)は、ノートに詩を書くのが趣味のおとなしい少女。ファンであるシンガーソングライター、ノゾミ・トクエの新曲「疾風勁草(しっぷうけいそう)」を買いにレコード店に行った真優美は、同級生の少年、横澤 一希(よこざわ かずき)から最後の一枚を譲ってもらう。その時、店の外で爆発音が響き、驚いた真優美は詩のノートを落としてしまった。ノートを拾った一希は真優美の詩を気に入り、曲を付けて歌いたいと頼む。秘密の趣味を共有する友人ができたことに真優美の心はざわめく。
銀行員の娘で、祖父の旅館への就職が決まっている真優美と、キャバレーの跡取りとして期待される一希。住む世界の違う18歳の二人は、惹かれ合いながらも学校では同級生として振る舞う。
一希と真優美は高校の文化祭で開かれるコンクールに密かに二人で作った歌を応募し、好評を博す。しかし、厳しい世間が恋する二人を引き離そうとする。
真優美の兄、誉と恋人リカの秘密の企み。不況によるキャバレーの危機。さらに、真優美を密かに慕う同級生の道也は一希の親友だった。
果たして真優美と一希はミュージシャンへの夢を叶え、優しい希望が広がる道を見つけることができるのか。
疾風勁草~あなたのメロディ、私の詩~
https://kakuyomu.jp/works/822139839266674955
の改稿版となります。