あらすじ
「宮本拓海の妻」「佐伯大介の妻」――。華やかなプロアスリートの家庭を支えながらも、自分の名前を消し、家庭という狭い空間で「透明人間」になる焦燥感に震えていた遥と智子。彼女たちは夫の影に徹することを辞め、地域の子どもたちの居場所となる子ども食堂「キッチン・エール」を立ち上げる。
ネットの激しいバッシングや組織の内部分裂といった過酷な嵐に直面しながらも、冷徹な税理士・高沢や元Jリーガー・マサたちの力を借りて全国へと繋がる絆を構築していく。
犠牲の上に成り立つカタチを壊し、双方が自分の場所で極限まで輝く「新しい夫婦のカタチ」を模索する、主婦たちの本気の逆襲を描いた感動の長編小説。