あらすじ
テンプレ作品は、型があるぶん書きやすいのだと思っていた。
けれど考えてみると、型があるということは、読者の中にも期待する道筋があるということでもある。
読者は、ある程度目的地を知ったうえで作品に乗ってくる。だからこそ、道を外しすぎると不安になり、進みが遅すぎると焦れ、到着地が違えば「そういうつもりで読んだのではない」と感じる。
この創作論では、テンプレ作品を書く難しさと、AIテンプレ作品が見せてくる「標準ルート」について考えていく。
型のある物語を、どう走るのか。
そして、人力で書く側は、その道をどこまで使い、どこから自分の運転に戻るのか。
テンプレ作品という道について考えた、創作エッセイ。