あらすじ
凄腕のフリーランスプログラマ・相馬透は、IoT 管理アプリの表示ズレ案件を調査中、ログには残らないはずの処理が机上のクリップを動かしていることに気づく。
彼が最小再現コードで条件を削っていくと、画面外に捨てられるはずの座標が、現実側へ漏れていた。
最初は仮想キーボードや空間入力を作って楽しむだけだった。だが現実のログには、自分以外の干渉痕が残っていた。
プログラミング史に実在するバグや脆弱性をモチーフに、現実世界の裏側をデバッグする現代異能サスペンス。
バグを使う者、悪用する者、修正する上位存在。三勢力が絡む世界で、透は壊すためではなく直すためにコードを書く。