あらすじ

とある劇場。お笑いライブにて――。 開演を告げる軽快な音楽が流れ始めるとほぼ同時に、舞台袖から二人の男が勢いよく飛び出してきた。小走りに舞台の中央――マイクの前へ向かい、やや押し合うように並び立つ。客席からはざわりと小さなどよめきが起きた。 「はいどうもー!」 「はいどうもー!」 「ピンヘッドです!」 「ピンヘッドです!」 「どうもよろしくお願いしまーす!」 「えー、さっそくなんですけど、僕のことを知っているって方、どれくらいいますかね?」 「全然おらんやろ。今日が事務所所属してから初の舞台やで。あのー、おれらを見て『あっ、双子だ』って、皆さん思いましたよね?」 「でも名前のとおり、僕、ピン芸人なんですよ」

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小説を読もう2026/06/01
  • 現在の作品一人一役 :約2000文字 :会話劇