あらすじ
魔王マルバスは、何度殺されても蘇る。
それは奇跡でも呪いでもない――この世界に組み込まれた「仕様」だった。
勇者に討たれ、世界に再構成され、また戦場に戻される。
死は終わりではなく、ただのリポップ処理に過ぎない。
だがある瞬間、マルバスは気づく。
死と再生の“隙間”にだけ、この世界のルールは無防備になることを。
――ならば。
終わらない戦いに抗う方法はただ一つ。
勇者を倒すことでも、逃げることでもない。
「世界そのものの仕様を消す」ことだ。
これは、無限に繰り返される死の中で、魔王が“ルール”そのものへ反逆する物語。
そして、誰も気づかないまま続いていた世界のバグを、終わらせる戦いである。