あらすじ

全道大会へは届かなかった。 それでも私達は、また次の目標へ向かって練習を続けていた。 二年生は明るく、バレーへの熱量も高い。 だけど一年生とは、どこか空気が違っていた。 「もっと声を出して!」 何度も繰り返されるその言葉。 少しずつ感じていた違和感。 そしてある日、部活が休みの日に見せられた一年生のSNS。 そこには、私達二年生への不満が書かれていた。 名前は書かれていない。 だけど胸が苦しくなった。 ここまで一緒に頑張ってきたつもりだった。 なのに、そんなふうに思われていたんだ。 次の日。 いつも走って向かっていた体育館への足取りが、初めて重たく感じた。 私はふと、ベスト4になった時のみんなの笑顔を思い出していた――。

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小説を読もう2026/06/01
  • 現在の作品第二十二話 何も知らなかった頃には戻れない