あらすじ

福岡の海沿いの街で暮らす橘凪は、同じ職場にいる恋人の裏切りと後輩の濡れ衣により心をすり減らしていた。 恋人の浮気、後輩の虚言、上司の圧力──悩みが一気に押し寄せ、凪は自分の居場所を見失う。 そんなある日、地元の海辺で小さな白いモフモフした“犬”のような存在と出会う。 名も知らぬその子は、実は幼い頃から凪を守ってきた“ぬりかべ”だった。 さらに、河童の翡翠姐さんとの邂逅をきっかけに、凪はぬりかべが自分のために力を使い果たし、弱ってしまったことを知る。 世界遺産の宗像大社、そして光の道の宮地嶽神社── 瀬戸内の海を守る神々の地へ向かい、紋吉と名付けたぬりかべを救うための祈りは、やがて凪自身の“再生”へと繋がっていく。 現実の問題も少しずつ動き出し、凪の周囲には静かに寄り添い支えてくれる人々の存在が浮かび上がる。 紋吉が残した温もりと、受け取った優しさを胸に、凪は自分の足で未来へ踏み出していく。 そんな、海の香りがする現代ファンタジー。

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小説を読もう2026/06/01
  • 現在の作品困った私の道標~海の神さまと、私のぬりかべ~