あらすじ

朝、歯ブラシが西を向いていた。 それは、誰かが私の名前を間違えて死ぬ日のしるしだった。 町の西にある沼は、人の名前を好む。 少しだけ間違えて呼び、返事をした者の輪郭を奪っていく。 同僚に名前を間違えられた直後、伊緒里は駅のホームでひとりの男が消えるのを見る。 だが次の瞬間、誰もその男を覚えていなかった。 母から届いた通知は一通。 「沼が庭まで来ている」 名前を呼ばれてはいけない。 たとえそれが、死んだ父の声でも。

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エブリスタ
エブリスタ2026/05/30
  • 現在の作品沼は間違いを待つ