あらすじ
日本トップクラスの人気歌手、
朝倉レン
は、誰もが憧れるスターだった。
だが音楽業界では、
「売れる曲こそ正義」。
派手な演出、
流行だけを求められる毎日に、
レンは少しずつ心を失っていた。
そんなある日、
レンは一人のろう者の少女、
白石ミオ
と出会う。
生まれつき耳が聞こえないミオは、
“手話で歌を表現する”手話歌を通して、
レンへ語りかける。
『音楽は、耳だけじゃない。』
その言葉は、
レンの世界を大きく変えていく。
だが所属事務所の社長、
神崎隆也
は猛反対する。
「聞こえない人に音楽は無理だ。」
「手話の歌なんて売れない。」
業界からの批判、
SNS炎上、
仲間たちの離脱。
それでもレンは、
“誰かを置き去りにしない音楽”
を信じ続ける。
そんな中、
海外で開催される
デフリンピック
開会式から、
レンへ“手話歌披露”の依頼が届く。
開催地は
イスタンブール
。
世界中のろう者アスリートたちの前で、
レンは自分の歌を届けることを決意する。
音がなくても、
想いは届く。
これは、
“聞こえない世界”と出会った歌手が、
本当の“音楽”を見つけるまでの物語。