あらすじ
東京でOLをしていた竹内紬、二十七歳。お父さんの危篤で別府に帰ると、「正庵を継いでくれ」と言われた。約束した翌日、お父さんは逝った。レシピも何もない。でも、約束したから逃げられない。
あらすじ(長め・300字)
東京でOL十年の竹内紬、二十七歳。お父さんの危篤の知らせで別府に帰ると、三十年続く蕎麦屋「正庵」を継いでほしいと頼まれた。約束した翌日、お父さんは逝った。
いざ厨房に立つと、レシピが何もない。お父さんは全部、頭の中に入れていたから。
途方に暮れた紬が頼ったのは、三年前に喧嘩別れしたお父さんの元弟子、耕二。四十歳、ぶっきらぼうで口が悪い。でも、お父さんの蕎麦の味を知る唯一の人間だった。
毎日失敗しながら、泣きながら、諦めずに蕎麦を打ち続ける紬。少しずつ変わっていく耕二。そして、お父さんが遺してくれたもの。
読んだ後に、明日また頑張ろうと思える。別府発、人情蕎麦物語。全十二話完結。