あらすじ
【注意】本作には近親関係(兄弟)および過激な表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
侯爵家の次男ユリウスは、夜ごと己の身体を売り、堕ちていくことでしか生きる術を持たなかった。
すべてを失ったその先で突きつけられたのは、吸血鬼の末裔という血の宿命。そして、兄ケインとの“血の契約”。
それは、穢れた者が純潔を取り戻した時にのみ成立する――王となるための儀式だった。
与えられた運命か、それとも選び取った道か。
過去も、血も、すべてを飲み込んだ先で、ユリウスはただ一つを選ぶ。
「僕は――彼を選んだ」
吸血の王と、その伴となる存在。
支配と執着、そして選ばれた愛が織りなす、永遠の誓いの物語。