あらすじ
高校1年生の青葉星蘭は、由緒正しき血族・青葉家の三女。
しかし姉達と違って才能を持たない彼女は、出来損ないとして家族から見放され、学校でも壮絶ないじめを受けていた。
感情を失い、居場所すらなくした星蘭は、雨の夜に家を追い出される。
そして、飢えと寒さの果てに、丘の上で静かに命を落とした。
死の間際、星蘭は夜空に佇む白い月へ祈った。
「こんな人生のまま終わりたくない。どこか遠くの、美しい世界へ行ってみたい」
その祈りは月に届いた。
次に目を覚ました時、彼女は“魔術”が存在する異世界にいた。
そこで星蘭は知る。
自分が、死者を導く〈夜巡りの星継者〉であることを——。