あらすじ
「今度こそ、あなたを死なせない」
吸血族の王女ローゼリアは、最愛の護衛騎士ルカリウスを失った。
彼は最後までローゼリアを守り、命を落とした。
その死を変えるため、未来を改変する王族の遺物《血印》で、死者の未来を書き換えるという禁忌を犯し、過去へ回帰する。
代償は──王族性の喪失。
残された時間は一年。
王族性を失えば、王女は王位継承権を失い、やがて人間になる。
それでもローゼリアは決めた。
今度は王女としてではなく、一人の女として彼を選ぶと。
最強の護衛騎士ルカリウスと結ばれた一年限りの愛人契約。
だが回帰した世界では、死んだはずの婚約者が現れ、王位を巡る思惑が静かに動き始める。
愛する人を救えば、王女ではいられない。
王女であり続ければ、愛する人を救えない。
愛か。
王座か。
運命か。
選択か。
これは、誰よりも愛した人を救うため、王女が世界そのものに反逆する物語。