あらすじ
【二千年の歴史に対して、代数が少なすぎる。その「恐ろしい理由」を知った時、物語は極上のサスペンスへ変貌する】
「タイマンだよ! かかってこいやァ!」と吼える脳筋の敵幹部。
「やだよ。いけよ京の助」と、本陣から面倒くさそうに指示を出す11歳の当主・双葉。
「え? おれ?」と、素で困惑しながらも、一歩も動かずに相手をハメ殺す日陰者の暗殺者。
これは、命を削って最前線で戦い、歴史の代数にすら残らず使い捨てられていった「前列の姉妹たち」と、それを冷徹に管理してきた「後列のシステム」の、血塗られた共犯関係の物語。
一般人がどれだけ妖魔に喰われようが、明日からの私たちには、一ミリも関係のないこと。
二千年の欺瞞(ぎまん)が世田谷の夜に爆散するカウントダウンが、今、始まる。
「これからは、自分の命の責任は、自分たちで取ってもらいましょう」