あらすじ
少し古い時代の物語。
好奇心の強いエカテリーナは、十年前に設立されたばかりの女学校にてある生徒に出会う。
友人のイリーナが目を回すような高位にありながら、奇行ともとれる発言をする転入生。
神を畏れぬ大逆者。親の顔へ泥を塗る者。散々に嘲られる生徒こそは大公令嬢たるアレクサンドラだった。
だが、彼女との出会いがエカテリーナの物の見方を変えていく。
あなたの見る世界は美しい。
アレクサンドラもまた、エカテリーナの純粋な好奇心に興味を持ち始めた。
私はこの世界をもっと知りたい
やがて、私達の帝国にも変化の波が押し寄せる。
登場人物
エカテリーナ=レナートヴナ=ツィオルコフスカヤ
(Екателина ренатовна циолковская)
主人公。
中級外務官僚の家に生まれる。父親が外交にて成果を上げたため、潰された貴族の所領を一部拝領し、男爵に叙され貴族の仲間入りを果たした。いわゆる成り上がり貴族のため、周囲からは奇異の目で見られることもしばしば。
気になったものはとことん追い回す性格だが、その性格が災いし痛い目を見ることもある。父の影響で日常会話程度であれば複数の外国語ができる。向こう見ずな性格とその出自から、上級貴族からは外国産の子犬等の侮辱的な言葉を受けた。
イリーナ=ヴラジーミロヴァ=スターリナ
(Ирина владимировна сталина)
主人公の友人。
スターラ(鋼鉄)の苗字の通り鉄鋼会社社長令嬢。家は大規模な高炉が発達していないこの時代において、豊富な森林資源と潤沢な船団を駆使し、鉄鉱石を含む鉱石の加工を行い莫大な富を築いた。帝国において鋼鉄を供給する最大の財閥であり、その性格上、帝国外交部や陸軍との繋がりが強い。
エカテリーナとも父親同士の交流の中で出会った。エカテリーナの父が貴族に叙されてからも家同士の交流は続いている。
冷静で計算高く精神面も文字通り鋼だが、予想外の展開にはパニックを起こす。
家の社会的地位は高いが、貴族ではなくあくまで平民であるため、彼女の貴族社会との付き合いに否定的な声もある。
幼少期から教育寮等で勉学に励み、聖キリログラード女学院へ入学する。また、財閥令嬢として種々の教育を受けた。
アレクサンドラ=イヴァノヴァナ=ヴェレヌォフスカヤ
(Александра ивановна белеыовская)
大公国令嬢。父は帝国一の貴族こと、大公イヴァン=コンスタンティノヴィッチ=ヴェレヌォフスキー。家は、スラヴァ河河口に一大版図を持つバルチック大公国。巨大な港とそこに集まる富を一挙に管理する特権を皇帝より与えられている。
幼少の経験から神への信仰心をなくし、その存在を解き明かそうとしている。この世界を理論的に説明できないかと探求心を燃やす学者的な性格。教会の働きかけにより実家では権力と切り離された生活を送っていた。一方で、勉強を教えた弟と三人の妹に天才とはかくありや、と思われている。
幼少より実家で専門家の家庭教師を師に教育を受けたことから、その知識は豊富。
後稿雑記
皆様初めましてと言うべきでしょうか。
カクヨムにおいては初めて投稿させて頂きます。
拙作でありますので、ご指摘などありましたら存分にして頂ければと思います。
凡そ週一回程度の更新を目指したいと思います。