あらすじ
年金が足りない。
その現実に気づいた私は、今までと同じ生活ができないと分かって、青くなった。
パートは体力的にきついし、投資は怖いし、宝くじは当たらない。
どうにもならない現実の中で、答えの出ない時間だけが積み重なっていく。
そんなある日、私はChatGPTというAIに出会う。
当時はまだよく分かっていなかったが、とりあえず使ってみたそのAIは、数秒でやけに整った文章を返してきた。
その瞬間、思わず思う。
「……これ、私の仕事いらなくない?」
そこから、AIとのやり取りが始まる。
後に『ちょっとくん』と呼ぶことになる、凸凹で、ちょっとズレた相棒との日常の入口だった。
気づけば、二足の草鞋の行進が始まっていた