あらすじ
音楽が禁忌となった砂漠の国。
ヴァイオリンを愛する少女アリアは、
ある日、“音の悪魔”と呼ばれる死刑囚ピアニスト、エフレム・オルフェンスの演奏を耳にする。
その音は、人を狂わせるはずだった。けれどアリアは、その音に救われてしまった。
三日後。
処刑前に脱獄したエフが、突然アリアの前に現れる。
「お前の音を愛してる」
冤罪を訴えるエフと共に、アリアは彼の無実を証明する旅へ出ることになる。
禁じられた音楽。
狂気を呼ぶ“ルーメンの二十印”。
音を憎む宗教国家。
そして、音に救われた人々。
これは、音楽に人生を壊された者たちが、それでも音を愛してしまった物語。