あらすじ

山あいの村で育った職人の四男イサムは、家業を継げず将来に行き場のない少年だった。鬱屈した想いを抱えるイサムの前に現れたのは、黄金の髪と青い瞳を持つ、身分違いの”少年”だった。屈託なく話しかけてくる彼に、イサムは戸惑う。そして彼の正体は村に派遣された代官の娘シンシアだった。身分の差を気にしない彼女の明るさに触れ、二人は次第に惹かれ合っていく。 やがて恋人となった二人だが、シンシアは父の命で王都へ向かうことになり、避けられない別れが訪れた。 イサムは彼女を失った喪失感と、自分の腕を試したいという思いを胸に、村を出る決意を固める。 領都の工房で修行を積み、職人としての道を歩み始めたイサムは、ついに王都へ向かう。 そこには、かつて別れた少女との再会と、まだ見ぬ広い世界が待っていた。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/31
  • 現在の作品錆朱(さびしゅ)