あらすじ
没落寸前の伯爵令嬢ベルナデッタ。家臣も茶葉も売り払われ、残ったのは見栄とプライドだけ。このままでは王子との婚約も破棄され、さんざん自慢した手前、社交界で笑いものに――(なお、没落したら社交界には出られない)。
一発逆転、優勝賞金は金貨五千枚。父が雇ったのは、腕は一流なのに「女だから」と見下されてきた職人見習いの少女ハンナ。こうして令嬢は、四年に一度の鳥人間コンテストに、人力飛行機で挑むことに。漕ぐのは、もちろん、令嬢自身。
「いやですわ────ッ!!」
泥にまみれ、指を打ち、文句を垂れ流す令嬢が、空を目指す。地の文が全力でツッコむ、笑って泣ける(当社比)鳥人間コメディ。