あらすじ
「お腹の中で起きたら差し込み、足だとこむら返り、子宮だと生理痛。その正体、実は全部『痙攣』です」
駅のほど近くにひっそりと佇む『フツウノ薬局』。
そこをワンオペで営む黒縁眼鏡の店主・日比野奇跡(ひびのきせき)は、一切の無駄を嫌い、市販薬(OTC医薬品)の裏の裏まで知り尽くした、知識量だけは間違いなく「普通じゃない」変人薬剤師だった。
ある日、重い生理痛の最中に店に迷い込み、日比野の提示したまさかの『胃腸薬』によって救われた女子高生・一ノ瀬芹芭(いちのせせりは)。
「雑巾絞りを想像してください。血という水分が足りないから、子宮が無理やり自らを絞ろうとして震えている。それが痛みの原因です」
淡々と語られるプロの理屈に、目から鱗がポロポロと落ちまくった芹芭。
——友達と遊びに行くのを断って、この薬屋を選んだ私、もしかして大・当・た・り!?
芹芭は、日比野の圧倒的な「生きた医療雑学」の面白さに脳汁を狂わされ、『フツウノ薬局』へ毎日のように居座って手伝いを始めることに。
ドラッグストアの棚の裏に隠された、明日からすぐに使える市販薬のガチ知識を、風変わりな薬剤師と未来の看護師のコミカルな掛け合いで解剖する、100%実用的な医療オタクラブコメディ、ここに開幕!
※この物語はフィクションです。登場する医薬品の選択や服用にあたっては、必ず医師、薬剤師、または登録販売者にご相談ください。