あらすじ
十八歳で地元・城崎温泉を離れ、東京本社の大手企業で経理として働いてきた森下灯里、二十五歳。
感染症拡大をきっかけにフルリモート勤務となった灯里は、久しぶりに実家のある城崎温泉へ戻ることにする。
地元で美容室を営む両親。
家業を継ぐ予定の弟と、その彼女。
少し静かになった温泉街。
そして、大人になった幼馴染たち。
老舗旅館「湊川屋」の跡取り・湊川周。
市役所の地域振興課で働く藤宮理人。
弟の同級生で、職人として働く相沢大和。
スナックで働く親友・橘律。
実家でのリモート勤務に落ち着かなさを感じた灯里は、感染症拡大の影響で空いた店舗スペースを見つけ、コワーキングスペース「ただいまデスク」を始めようとする。
仕事、家族、地元、これからの暮らし。
そして、幼馴染たちとの恋。
これは、誰かに選ばれるのを待つのではなく、灯里自身が「誰と、どんな自分で生きていきたいか」を選ぶ物語。