あらすじ
魔法もある。種族もいる。だが、夢も希望もありゃしない。ファンタジーの7大種族------
人間、エルフ、ドワーフ、獣人、妖精、亜人、ドライアドが共存する世界。しかしそこは、夢溢れる
冒険の異世界ではなく、魔法を使うにも分厚い書類と免許が必要な、めんどくささと犯罪に満ちた
「現代の地球にそっくりな世界」だった。
名探偵の超名門•東城家の子息でありながら、身内の冷酷さに嫌気が差して出奔した男東城 彰彦
「とうじょう あきひこ」 『これだから探偵はクソなんだ』口を開けば愚痴ばかり、探偵を激しく嫌悪する彼だが、生きる為に不本意ながらも私立探偵事務所をひっそりと営んでいる。
彼の周りに集まるのは皮肉屋で性悪なエルフ、オタク口調で酒に弱い下戸ドワーフ、臆病な獣人、そして筋トレ狂いの妖精カップルと言う、一癖も二癖もあるファンタジー種族の助手達。彼らは何故か
「新しい助手を増やそう」と企むが、彰彦は全力で拒否する日々。
そんなある日、世知辛い現代社会の闇が、一つの「奇妙な事件」となって事務所のドアを叩く-----。