あらすじ

日本は証拠裁判主義である。 証言のみでは有罪にならず、また、証拠の入手経緯が違法であれば、証拠能力そのものが否定される。 必要なのは物的証拠。 言い逃れのできない証拠それのみである。 記者を目指す高校生、和田真之介は、歴史ある記者倶楽部で学ぶため、難関校の門をたたいた。 しかし、彼を待っていたのは――探偵俱楽部の部長にして唯一の部員――校内一の変人と誰もが口をそろえる――阿久馬志水の番記者という、雑用にも近い仕事だった。 早速面会を試みるも、志水は大の記者嫌いであり、噂にたがわぬ曲者だった。 初対面にも関わらず、知識不足を正論で叩きのめされたかと思えば、探偵活動と称して休日に呼び出され、必要経費を強制的に徴収される。極めつけは、早朝に叩き起こされ、授業に遅刻する時間まで探偵活動の助手をさせられる始末だ。 特ダネを掴むため。校内新聞の一面という実績を得るため。そして、記者倶楽部でまっとうな仕事をもらうため。覚悟をもって彼女に食らいついた真之介だったが、ふたを開けてみると、志水が受け持っていたのは「野球部のマネージャーの二股疑惑の調査」という、どうでもいい案件だった。 はたから見れば人格破綻者、非常識の塊、そしてしょうもない依頼にも法外な報酬を求める傍若無人な女だが、かつては天才中学生と呼ばれ、警察でも苦戦した難事件解決にたびたび寄与してきたという。 果たして、真之介は志水の本性を暴き出すことができるのか。 特ダネを手に入れ、記者への一歩を踏み出せるのか。 記者志望の男子高校生と 息もつかせぬ倶楽部活動がここに始まる! 記者嫌いの女子高校生の

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小説を読もう2026/05/31
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