あらすじ

誰かを助けるたび、その記憶ごと、世界から消えていく。神格鑑定局・遮断課の霧島透真は、記録にも記憶にも残らないまま、街の神格事件を片づけ続ける男だ。彼を覚えていられるのは、もう、人ではないものだけ。 二十年前、忘れられていく彼を忘れたくなくて、三人の少女は腕に刻み、写真に焼きつけ、喉を潰して名を呼んだ──そして、ひとりずつ「人でないもの」になった。願いが叶ったいま、因果は逆転する。彼女たちを、今度は彼が、毎朝忘れていく。 ヒトの記憶には残らず、カミの記憶は失う。神格鑑定士としては最適、人としては歪な彼と人ではなくなった彼女たちの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/31
  • 現在の作品僕を忘れないために、あの子たちは人をやめた