あらすじ
《時空の三連星》
第3章:神王の血脈と、時空の迷い子
【あらすじ】
唯一無二の主(あるじ)であり、絶対的な王であった駿(しゅん)を亡くして二ヶ月。
正妃シズ、アオイ、ハルの三姉妹は、駿が遺した郊外の小高い丘にある邸宅へと居を移していた。
それは、妻、そして後々娘になる二人のために、王が遺した最後の聖域。
完全な現世の人間であるシズは、その美貌と美しい四肢を活かし、カルチャースクールのインストラクターとして世間の羨望と注目を浴びながら生業(なりわい)としていた。
だが、その平穏な日々の裏で、シズの生身の体内には、不確かで、しかし決定的な「神聖なる変化」の兆しが訪れようとしていた。
一方、実動体を得たアオイは高校へと編入し、大学受験という俗世の波に揉まれながらも、隠しきれない武闘の才と内面の凄まじき「ドMな滾り(たぎり)」を爆発させていく。
中学校に通うハルもまた、その怪物じみた解析能力で世界の理を解剖し、飛び級した大学院から放送電波をジャックして全人類への「思考誘導」を完了させていた。
すべては平穏な日常のまま、王の血脈を繋ぐための「分娩(ぶんべん)」へと向かうはずだった。
しかし、運命は三姉妹の思惑を遥かに超え、新たなる歪みを生み出していく。
シズの基準を満たし、姉妹たちへの「抱擁と奉仕」を許された二人の男――カイルとガイの登場。
我慢できずに暴走するアオイの肉欲と、裏ハルが仕掛ける陰湿で過激な仕返し(お仕置き)。
さらに、シズの命を賭した出産によって誕生した白銀の髪を持つ神童「シエル」が、わずか五歳にして時空の狭間へと神隠しに遭い、異空間で十年に及ぶ血みどろの無双レベル上げを繰り広げることとなる――。
コチラの世界では一年、異空間では十年。
時間軸のズレを超え、圧倒的な強者となって凱旋したシエルを迎え、館の灯は怪しくも美しく、夜通し燃え盛る。
異能力チート武闘至高俗物乙女たちが紡ぐ、愛と欲、そして血脈の闘争、第3章開幕。