あらすじ
大好きなママは言った。
「貴女は、人の悪意を持たない、天使の心を持って生まれたのよ」
でも、私は知っている。
私は他の子より持たないものばかりだ。
皆が答える先生の問いが解らない。
皆に嫌な貌をされるのに、大きな声を出してしまう。
小学生の頃は、それでもクラスの子は私を気にしてくれた。
でも、中学校になって知らないクラスメートが怖い。
皆が遊んでいる輪の中に
私の居場所は
ない。
先生が言った。
「2年生からはそういう学校に変わるか? きっと友達ができるよ」
そんな時だった。
「おはよう」
少し肥満体だけど、私と違って優しそうに垂れた目と厚い唇の彼が。
私に
そう言ってくれたんだ。