あらすじ
王都から少し離れたアストレアという町にそびえたつ巨大な建物、蒼塔学院。その学院にある魔術塔の屋上──そこは、誰にも理解されない少年 リオ と、孤独を抱えたサキュバス リリア が出会った場所だった。
魔力量だけは規格外なのに、魔力操作は壊滅的。いじめられ、居場所を失ったリオは、夜の屋上でひとり練習を続けていた。そんな彼の前に現れたのが、紅い髪と黒い翼を持つリリア。彼女が手を添えた瞬間、初めて魔力が安定し、二人の胸に説明できない熱が灯る。これがすべての始まりだった。
翌日、授業の課題「精霊召喚」に挑むリオは、積もり積もった怒りと孤独を詠唱に乗せてしまう。その結果、なんと 光の上位精霊 を呼び出してしまう。精霊はリオの魔力と意志の強さに驚き、さらにリオとリリアが“魔力の回廊”で結ばれた 運命の相手 であることを告げる。
リオは精霊と契約し、名を レイ と与える。契約の瞬間、レイは大聖霊へ進化し、リオも全属性攻撃・耐性など常識外れの力を得る。しかしその光景を見た教師たちが殺気を帯びて屋上へ向かってくる。リオはリリアを守るため、得たばかりの力を使い逃走を決意する。
いじめられっ子の少年と、孤独なサキュバス。
二人の魔力は結びつき、世界の均衡すら揺るがす運命が動き始める。
これは、出会いから始まる“世界を変える物語”。