あらすじ
俺、上中里拓也は、何の取り柄もない普通の大学生。
隣の家に住む幼馴染・滝野川渚は、今や国民的アイドルになっていた。
もう手の届かない存在だと思っていたある日、渚は全国放送の恋愛番組で言い切る。
「私には、婚約者がいるんです」
映し出された幼稚園時代の写真。
そこにいた男の子は、間違いなく俺だった。
十七年前の結婚の約束を、渚はまだ覚えていた。
俺もずっと好きだった。
そう伝えるはずだった。
けれど、俺が一歩踏み出す前に、業界で有名なチャラ男・西ヶ原レオンが渚の不安につけ込む。
「向こうは覚えていない」
「今を生きろ」
甘い言葉で心を折られた渚は、取り返しのつかない一晩を選んでしまう。
翌日、俺はようやく告げた。
「俺もずっと好きだった」
その瞬間、渚は自分が何を裏切ったのかを知る。
すべてを知った俺は、泣き叫ばない。
許しもしない。
証拠を集め、週刊誌を動かし、レオンの“恋愛”をただの“手口”として暴いていく。
奪うことでしか勝てなかった男には、二度と誰からも信じられない破滅を。
裏切った幼馴染には、許されないまま生き続ける後悔を。
復縁なし。
十七年の純愛が、徹底制裁のざまぁに変わる