あらすじ
王立アルセリア魔法学園。
それは王国中の才能ある若者たちが集う、最高峰の魔法学園。
平民出身の少年、ノクト・レイヴンもまた、その門をくぐった一人だった。
少し抜けていて、明るくて、どこか放っておけない性格のノクト。
だが入学試験で行われた魔法適性測定で、彼は誰も見たことのない結果を叩き出す。
――該当項目なし。
属性適性なし。
魔力量測定不能。
前例なし。
教師たちですら説明できない異常な結果。
それでもなぜか入学を許されたノクトは、個性豊かなクラスメイトたちと共に学園生活を送ることになる。
明るく世話焼きな少女リシア。
無口で本好きなミア。
自信家の貴族ヴァン。
将来の英雄候補と呼ばれるアレス。
新しい仲間たちとの出会い。
授業や実技試験。
寮生活。
星獣との戦い。
王都での賑やかな日々。
だがその一方で、ノクトの周囲では時折説明のつかない違和感が起こり始める。
ほんの一瞬だけ訪れる静寂。
読めないはずの文字。
理解できない感覚。
そして、誰も知らない空の彼方で生まれる小さな揺らぎ。
魔法を学ぶはずだった少年が、知らぬ間に世界の常識から外れた場所へ足を踏み入れていく。
これは、測定不能と診断された一人の少年が送る学園生活の物語。
そして、誰も知らない世界の秘密へと繋がる物語である。