あらすじ

付与術。 それはかつて精霊(エレメンタル)のもたらす恩寵の『加護』と呼ばれたものが、技術体系化されて『バフ』となったもの。 かつて『加護の再来』といわれて一世を風靡した落ちぶれた天才付与術士、レオン=レクシェノール。 自分の技術が時代についていけなくなったことを悟った彼は、所属パーティ、『咆哮する種』のメンバーに脱退を申し出た。 惜しまれながら仲間と別れたレオン。そして世間からは後ろ指。 再出発5割、傷心旅行5割の気持ちでずっといきたかった付与術の起源ともいえる『隠れ陸』へ行くことを決意した。 一方、同時期、イクス=フランシェイスはパーティ『ひしめく爪』から追放宣言を受けていた。 『お前の付与術は身勝手なんだよ!!』 イクスはみんなが生き残るためのバフを使おうとして、しかしパーティメンバーが求めているのは効率。 そして、イクス独特の『癖』が、付与術に宿ってしまうらしい。 ヤケクソになったイクスは、隠れ陸へ渡ろうとしている落ちぶれた元天才を見つけ、自分も同行を申し出る。 『この人が天才って呼ばれてたのは確かだ。そして隠れ陸には付与術の起源の一端もある。この人についていけば、新しい体系を作り出して、俺を追い出したやつらを見返してやれるかもしれない!』 夢破れた元天才と、見返してやりたい努力家の奇妙な旅が始まる。 元天才の正体。 努力家の過去。 隠れ陸の異文化交流を通じて、自分を見直す旅の話。

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小説を読もう2026/05/31
  • 現在の作品精霊のディスクール~付与術師ふたりのふてくされ逃避行~