あらすじ

たからがずっと口を聞いてくれない。どうしよう。  むすーっと、した膨れた顔をして鬼の島たからはずっと(てんかのほうを見ないで)教室の窓の外を見ていた。  桃の木てんかは困ってしまった。  とんとん、とたからは机を指で叩いている。  たから。なにをさっきからずっと怒ってるの? って聞きたかったけど、そんなこと聞いたら、たからはもっと怒ってしまいそうだったから、それを聞くことはできなかった。  鬼の島たからは窓際にある自分の机の椅子に座って、むすーっとしている。  桃の木てんかはたからの一つ前の自分の机の椅子に座って、後ろを向いて、むすーっとしているたからを見ていた。  時間は放課後の時間で、みんなもう帰ってしまって、六年二組の教室には今、たからとてんかの二人しかいなかった。

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カクヨム
カクヨム2026/05/30
  • 現在の作品鬼の島たから