あらすじ

〜それはおすすめ致しません〜 月環街の路地裏に、古書と紅茶と不思議な品を扱う店がある。 名は、満願堂。 そこでは、人の願いに応える品「願具」を扱っている。 明日を晴れにする人形。 本音を拾う銀針。 美しさを映す手鏡。 老いを留める栞。 願具は願いに応える。 けれど、願いには必ず“返り”がある。 満願堂の管理人リゼットは、品の効き目も返りも隠さない。 危うい品を求める客には、穏やかに告げる。 「それは、おすすめ致しません」 けれど、客の願いが澄んでいくほど、彼女は心から寄り添ってしまう。 どんな姿になっても、それがその人の願いの仕上がりならば。 これは、満願堂を訪れる客たちが、それぞれの願いに触れ、返りを受け、やがて仕上がっていく物語。 願いは叶う。 ただし、叶った先が幸福とは限らない。

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小説を読もう2026/05/31
  • 現在の作品満願堂の仕上がり