あらすじ
感情が乱れると、周囲の物を浮かせてしまう――。
“欠落令嬢”と蔑まれる公爵令嬢エルネスタ。
そんな彼女を唯一、静かに守り続けているのが、銀髪の狙撃手ギルベルトだった。
雪と静寂を纏う彼は、戦場帰りの護衛。
感情に乏しく、何を考えているのか分からない。
けれどエルネスタだけは知っている。
彼の傍だけが、世界で一番安心できる場所だと。
だがある日、ギルベルトは突然、危険な任務へ向かうことになる。
「もし世界が静まり返ったなら、その静寂の最も深い中心に、自分がいます」
彼が残した言葉を胸に、エルネスタは白銀の森へ駆け出した――。
孤独な令嬢と戦場帰りの狙撃手が紡ぐ、静かな執着と救済のダークファンタジー。
〈主要登場人物〉
エルネスタ(12歳)
素直で無邪気な公爵令嬢。感情が高ぶると、周囲の物を浮遊させてしまう。好きなものは、愛犬のドミトリと、ギルベルトの「音」。
ギルベルト(23歳)
無口な銀髪の青年。戦場帰りの凄腕狙撃手で、エルネスタの護衛を務める。感情は読みにくいが、誰よりもエルネスタを大切に思っている。
セレスティーヌ(18歳)
美貌と気品を兼ね備えた公爵息女で、エルネスタの従姉妹。優雅に微笑む彼女の本性は――。
表紙:Canvaで作成した画像をChatGPTでアレンジしています。