あらすじ
バレリーナである一色凛のもとに一通の遺書が届いた。
遺書の主はかつて児童養護施設時代に仲良くしていた職員の杉浦秋だ。
そして、その「彼」とは、同じ施設で育った幼馴染の2人、天音と伊織のどちらかである。
杉浦の葬儀で再会した3人だったが、無邪気に笑う伊織に対し、天音は厳しい表情を崩さなかった。
凛と天音と伊織――この3人には、決して触れてはならない「過去の罪」があったのだ。
再会を機に伊織に誘われ、2人の住む家で同居を始めた凛。
壁一枚を隔てた距離で、止まっていた3人の時間が再び動き出す。
幼馴染の2人から好意を寄せられる凛と3人が抱えた罪が避けようのない結末へと導いていく――。