あらすじ

千年を生きる古竜グランディオスは、永遠の退屈の中で「酒」という唯一の楽しみを見つける。 王都の酒場で交わす乾杯。海賊たちの荒々しい蒸留酒。エルフが百年をかけて醸す果実酒。ドワーフが炎と誇りで作る岩火酒。そして天空樹に滴る、空そのものの蜜酒。 世界を巡るたびに知るのは、酒の味ではなく“生き方”だった。 やがて出会った少女リリアの未完成の酒は、竜の旅にひとつの問いを投げかける。 ――最後の酒とは何か。 その答えは、どこか遠い伝説ではなく、すでに目の前の「今」にあった。 これは、千年を生きた竜が、酒と人と時間の中で“生きる意味”を少しずつ見つけていく、静かで温かな旅の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/30
  • 現在の作品『酔いどれ竜と最後の盃』