あらすじ
魂を持たない少年マルク。
誰かを愛しても、誰かに愛されても、何も生まれない空っぽの存在。
そんな彼を、この世の怪物たちは見つけてしまった。
太陽の頭を持つ異形。
ナルシスト死神ストリーマー。
世界中の人間の父を名乗る大男。
満月の夜だけ人間になる狼男。
全てを見届けるバーテンダー。
そして、少年に愛を囁く少女。
なぜか彼らは皆、マルクに執着していた。
誰も彼を理解できないはずなのに。
これは、空っぽの少年を囲う怪物たちの物語。
この世の支配者たちが集う秘密の夜会《サロン》。
七つ目の席は、今もなお空席。
今宵も、その席は誰かを待っている。