あらすじ

左膝の半月板手術から十ヶ月。 長期休職で職場に迷惑をかけた負い目から、僕は大好きなフルマラソンを引退し、「もう二度と走らない」と心に決めていた。 しかし、他部署の部長から「六時間リレーマラソン」に誘われ、断りきれずに参加を引き受けてしまう。 一年半ぶりのジョギング。体重は5キロ増え、少し走るだけで肺は焼け付くように痛い。 玄関のドアを開けるのすら億劫で、雨が降れば内心ガッツポーズをし、息子をダシにしてモチベーションを保とうとする情けない日々。 しかし、朝の旭川沿いや、少しずつ変わっていく街の風景の中を不格好に走り続けるうち、僕は気づき始める。 錆びついていたのは膝だけではなく、他人の顔色ばかりを気にして萎縮していた「自分の心」だったことに。 怪我による挫折と自己嫌悪から立ち直り、もう一度前を向いて走り出すまでの再起の物語。

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小説を読もう2026/05/30
  • 現在の作品よし!今日は走ろう。~膝の手術から十ヶ月、雨の日はガッツポーズ、走れない僕のリハビリ日誌~