あらすじ
現代日本。
神話はもう、古い物語の中にしか存在しないはずだった。
星綴高等学園に通う高校二年生、天瀬ユウリ。
神話や都市伝説、ネット考察が好きなだけの普通の少年だった彼は、ある日、スマホに現れた謎のアプリ《AVIS》を起動してしまう。
その日から、世界は少しずつ書き換わりはじめた。
誰もいないはずの無番線ホーム。
出席簿にだけ残る空席。
神社に現れる偽の日輪。
そして、女神たちの残滓を宿した転校生、星宮ミオ。
神々を再び世界へ戻そうとする者。
人類を管理し、理想郷へ導こうとする者。
世界そのものを断絶させようとする者。
すべての構文を解放しようとする者。
いくつもの正しさが、ユウリたちに未来を選ばせようと迫ってくる。
けれど、選択肢は表示されているものだけとは限らない。
これは、神々が再び立ち上がる現代で、ひとりの高校生が“まだ名づけられていない未来”を選ぶ現代神話ファンタジー。
※ローゼン・サーガ外典ですが、本作単独で読めます。