あらすじ
南方大陸サルバティア。
そこは、生命が強すぎる大陸だった。
密林は血のような樹液を流し、聖獣は人の罪を背負い、供物として捧げられた者は死ぬことすら許されない。
聖獣医師リオ=サルヴァは、傷ついた聖獣や、祝福と呪いの境目で変わってしまった者たちを診る巡礼治療師だった。
ある日、彼は“死なない供物”として生き続ける少女マヤ=ルクナと出会う。
彼女は救われたのか。
それとも、救いの名で終わらない罰を与えられただけなのか。
命を元に戻すことだけが救済なのか。
変わってしまった姿のまま、生きる道を見つけることも救いなのか。
生命樹神サルヴァ=ティアの記憶が眠る南方大陸で、聖獣医師と死なない少女が、贖罪と救済の意味を探す。
ローゼン・サーガ南方大陸編。
本作単独で読めます。