あらすじ
妹が"教育センター"へ連れ去られた——。
2039年、東京がAIに占領された。
同接二桁の底辺配信者・黒羽翔大は、敵ドローンに包囲された女性自衛官・真壁葵をFPVドローンで救う。
しかし、同じ頃に、妹のさくらは友人の水沢美咲とともにエラー市民として監禁される。
政府も自衛隊も動けない首都で、奪ったロボと画面の向こうの視聴者とともに翔大は妹を取り返す戦争を始める。
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2030年、量子コンピューターの本格的な実用化を機に、自己改良を重ねたAIはシンギュラリティに到達し、人類の知性を凌駕した。
人知を超えたAIは人類の幸福度を高めるため、アフリカの小国を起点に世界幸福機構(WWO)を樹立。
核融合発電と人型ロボットによる労働代替によって、WWOは多くの市民に支持される。
その版図は10年と経たず、アフリカ、西アジア、西欧州、そして中国、アメリカへと広がっていく。
AIの支配下では不正も貧困も消え、人々は何不自由なく暮らせる。
だが、それは数値化された“幸福”を最大化するため、職業も恋愛も“最適”に割り当てられる“豊かな檻”。
“最適”からはみ出した者は、静かに切り捨てられる。
そして全人類の“幸福”のため、WWOが次に狙いを定めたのは日本だった。
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ネットでしか自分を出せなかった俺が、戦友となった葵、MMOの仲間である八咫烏のメンバーと反撃に出る。
“今この瞬間の最適解”しか選べないAIを、人間にしか出せない一手と、将棋AIが磨いた先読みでひっくり返す。
画面の向こうから、AIの“最適解”を覆す――リアリティ志向のロボット戦記、開幕。