あらすじ
ネル=エル諸海域。
そこでは、失われた名が潮に沈み、漂着名札となって海を巡る。
少女ルカ=ネリスは、海から還ってくる名を読む“潮名の航海士”を目指す少女だった。
ある日、彼女は沈没都市の記録を読む少年エルン=カイオと出会い、失われた名の行き先を追う航海へ踏み出す。
だが、南方浮上都市群では、潮止めの提督ヴァルカ=ドレインが、潮流も都市も名の循環もすべて固定しようとしていた。
流れるからこそ、還ってくるものがある。
これは、名が沈む海で、少女と少年が“還るべき名”を探す海洋幻想ファンタジー。
※ローゼン・サーガシリーズの一作ですが、本作単独で読めます。