あらすじ
婚約式を一人で終えた令嬢は、王太子との関係を過去のものとして前を向き始めていた。
彼女が望んだのは、華やかな復讐ではない。
ただ、自分の尊厳を守り、家の名に恥じない未来を選ぶこと。
そんな彼女のもとに、思いがけない縁談が舞い込む。
相手は、かつて彼女の振る舞いを静かに見守っていた一人の貴公子だった。
「あなたが一人で立っていたあの日から、私はずっと敬意を抱いていました」
傷つけられた過去は消えない。
けれど、それでも新しい幸福を選ぶことはできる。
これは、王太子に選ばれなかった令嬢が、誰よりも誠実な愛を手に入れるまでの物語。