あらすじ
フリニア王国領港湾都市シドー。
腐敗と陰謀が渦巻くその街へ、一人の青年が新たな支部長として赴任した。
最年少で騎士団支部長に就任したナナセ。
飄々とした態度の裏で、彼は誰にも明かせない秘密を抱えていた。
――精霊に、“名前”を与えてしまったこと。
それは本来、誰にも触れられないはずの領域。
エルフすら畏れる世界の理だった。
だが、ナナセが名を与えた精霊『ポラリス』との出会いをきっかけに、
止まっていた歯車は静かに動き始める。
――再会した元恋人の騎士たち。
――精霊を巡る陰謀。
これは、世界の均衡を揺るがす……
呼ばれしものと応えしものの物語。