あらすじ
花川氷(はなかわこおり)、矢吹芽衣(やぶきめい)、霧山瑠璃子(きりやまるりこ)。
性格も得意なこともまるで違う三人は、物心つく頃からずっと一緒の幼馴染だった。
面倒事を嫌う合理的な性格であり、卓越した勘の良さを持つ氷。
頭脳明晰で、人の曖昧な考えを整理するのが得意な芽衣。
そして、人の感情に敏感で誰よりも優しい、お人好し瑠璃子。
高校入学後、「一番楽そうだから」という理由で写真部に入部した三人は、何気ない部活の課題で海を訪れる。
しかし翌日、その海岸で女性の遺体が発見された。
事故として処理されようとしていたその出来事に、氷は言葉にできない違和感を覚える。
――なんか引っかかる。
その一言から始まったのは、高校生らしい好奇心ではすまされない真相探しだった。
写真に写り込んだ小さな違和感。
誰も気づかなかった些細な矛盾。
そして、事件の裏に隠された人々の感情。
氷の直感、芽衣の頭脳、瑠璃子の共感力。
凸凹な三人だからこそ見つけられる真実がある。
これは、写真部の女子高生三人組が写真に残された違和感を手がかりに、人間の嘘や後悔、そして隠された真実を追う青春ミステリー。